~KYOJO CUPへの道~練習記7

レースウィーク初日 ライバルとの初走行

遂にKYOJO CUP開幕戦レースウィークを迎えました。

木曜日はスポーツ走行ですが、周りはライバルばかり。

カテゴリーの違う速いマシンとも混走で気が抜けない。

1本目:2.04.596

2本目:2.03.953

3本目:マシントラブル

走り出しから自己ベストに近いタイムをマーク。良くなったとろもあったが、悪くなった部分を2本目で修正。

2本目は自己ベスト更新。

条件が悪いのかライバルはタイムが出ておらず、差はかなり縮まった印象。

3本目はさらに改善に取り組みタイムアップを期待したが、走行開始早々に電気系のトラブルで走行終了となった。

明日は雨予報で走行困難が予想されるため、次は明後日のFCR-VITA予選となる。

【永井選手コメント】

「同じレースに出る選手と一緒に走ることにより、自分自身のコーナリングが立ち上がり方向で遅いと実感し、修正を試みようとしましたが、マシントラブルにより走行中止となりました。

イメージトレーニングの成果が出て自己ベストは更新できましたが、まだまだイメージと合わない場所があるので、予選、本番でもどんどん修正に取り組んでいきたいと思います」

~KYOJO CUPへの道~練習記6

カートトレーニング 

VITAレイン走行での課題復習のためカート練習を行う。

ドライ、セミウェット、フルウェットすべてをスリックタイヤで練習走行。

ドライではVITAでも課題となっている、早いアクセルオンをするために、立ち上がり重視のライン取りを意識して走行。

徐々に実践できるようになり、最高回転数に表れてきた。

ウェット路面ではあえてスリックタイヤで走行し、すべての操作をレインコンデションに慣らしていく。

次回はついに、レースウィークの練習に突入。

初レースFCR-VITAを経てKYOJO CUPではどこまで食い込めるか!?

【永井選手コメント】

「4stカートでの走行はアベレージを高く失速させない練習に最適でした。

午前はドライで失速させない走りに取り組み、午後はウェットとセミウェットの繰り返しで、常に路面が変化し続けたため、周回ごとに曲がり方の想定をしながらコーナーをクリアしていきました。

最後帰る1時間前に土砂降りとなり、ハードウェット路面でスリックタイヤという練習になりました。

ストレートではハイドロが起き常に左右にドリフトしているような中、コーナーまでいかに繋げていけるか、曲がっている姿勢を崩さない事に着意し、走行を行いました。

天候に恵まれて、1日でドライ、ウェット、セミウェット、ハードウェットと充実な練習が出来ました」

~KYOJO CUPへの道~練習記5

VITA実車走行4回目 初ウェット走行

事前から雨予報だったが、開幕戦が梅雨入りしているので、ウェット路面を経験するために練習走行を慣行する。

また今回は、同じメンテナンスガレージから参戦する先輩ドライバー荻原友美選手も練習するとのことで、いろいろ学ばせてもらうことのできる絶好の機会となった。

初ウェットとしては厳しいコンディションの中走行開始。

荻原選手とは10秒の差だがタイムは気にせず、確実な操作とグリップ感に慣れてもらう。

1本目:2.33.693

2本目:2.30.531

3本目:2.28.577

4本目:2.30.352

5本目:2.28.211

各走行でコンディションが変わり、雨量や濃霧での赤旗中断をはさみながら進行。

最終的には荻原選手との差を5秒までに縮めることができたが、経験の差は歴然。

走行終了後には、KYOJO CUPトップレーサーの一人でもある翁長選手にアドバイスをいただく。

【永井選手コメント】

「VITAでの雨は初めてでしたが、想像以上にスリッピーで1周目のAコーナーでいきなりスピンてしまいました。

1本目には周りと10秒以上の差がありましたが、3本目にはどんどんタイムを短縮することができました。

ウェットがどういうものかを理解し、スピンしそうなところ、頑張りどころをまずは分けることから取り組んでいきました。

濃い霧で視界が悪かったのでなかなか攻めていく事は出来ない日となりましたが、1本目から5本目ではタイム、走りそのものもかなり改善できたと思います」

~KYOJO CUPへの道~練習記4

VITA実車走行3回目 岡本大地先生

前日夜の雨は上がって晴天に恵まれたものの、朝一の走行ではまだウェットパッチが残っている状況で、今回は岡本選手にお手本走行をしてもらう。

天気が良いため走行台数が多く、気温も前回より10度ほど上がっておりタイムを残すには条件が悪い中、0秒台へ入れてくるあたりは流石です。

一方、永井選手は条件が悪かったとは言え、1本目はなかなか思うような走りができず、またもや出だしに戻った感が…

1本目:2.07.956

2本目:2.06.069

3本目:2.05.741

4本目:2.04.945

1本目の走りから課題を与えてもらい、2本目、3本目とその修正に取り組み本人の感触もよくなってきた。

4本目はベストタイムはクリアできなかったものの、前回の条件から比べると走り自体は課題の改善ができてきた。

【永井選手コメント】

「シミュレーターと実車の切り替えがきちんと行えなかった。

台数が多い状況下でタイムが全く出せなかった。

いわれたことを再現できるようになるまでの時間を要し、実は荒い操作をしていた。

ベスト更新はできませんでしたが、操作の安定性、正確さは確実に向上している手ごたえを感じました」

~KYOJO CUPへの道~練習記3

VITA実車走行2回目、小山美姫先生登場

今回は2日間にわたり、女性初のFIA-F4入賞した時にLHGでサポートさせていただいていた小山美姫選手にコーチとして来ていただきました。

専用シートも作り、ポジションも改善し練習走行開始。

1本目:2.07.090

2本目:2.06.084

3本目:2.06.522

4本目:2.05.496

シフト操作はシミュレーターでの改善はなかなか難しいが、ライン取りは良くなりタイムにも効果が表れてきた。

2日目は、まず小山選手に現状のベストを車載カメラとロガーに収めてもらう。

コースは混雑していたが、さすがの走りであっさりと59秒目前のタイムを記録。

永井選手は、引き続きブレーキングとシフトダウンの改善を試みながら走行。

1本目:2.04.433

2本目:2.05.331

1本目ではセクターベストをつなぐと3秒台だったので、2本目に目標達成の期待が高まったが、各操作が安定せず。

【永井選手コメント】

「最善の踏力コントロールできず、本来止まれるはずだが、ロックと踏力の精度不足。

制動に重きを置いたらコーナリング、シフトダウンがおろそかになりました。

リリースに全神経をそそいでしまいました。

3秒台入りを目標にしていたのに達成できませんでしたが、まとまった走りをして3秒以降
タイムアップが苦しくなるくらいならば間違った選択ではないと思います。

指摘されたことをすぐ実行する力不足でした。

再現性も低く、言われたことに対し、できている気になり実際はあまり変化していない場面も多く外から見たときと運転中の時と感覚に差を感じました。

自分自身がどういう動きをしているかの把握が甘く、客観視した時との誤差を生み出してしまっています。

次回の改善をねり、目標タイムは1秒台です」

~KYOJO CUPへの道~練習記2

シミュレータートレーニング

実車初走行は、高速コーナーと5速全開からのフルブレーキングシフトダウンが課題となった。

そこでアセットコルサ日本語版の富士スピードウェイとMX-5cupのHパターンマニュアルの組み合わせで、オーバーセッティング、補助デバイス全オフ設定にし、3日間みっちりとトレーニングを行った。

最初は、踏力が足らず4速に入れるタイミングが遅い、実車と同じ動作だったが、徐々に改善。

Aコーナーも外側まで使えるようになり、100Rも攻めれるようになった。

【永井選手コメント】

「シミュレータートレーニングでは、画面からの情報を読み取ることに実車以上に疲労感を感じました。

実車では恐怖からチャレンジできないことを試せたり、走行の細かいデータが即時に見れ、改善したい場所がより具体的にわかりますので、そういった情報を元にブレーキの踏力を安定させることなどに取り組めました。

全開走行でのブレーキング、ステアリング操作練習を時間関係なくひたすらに出来るので、実車でたくさん走ったような操作に安定感がでました。

今回のトレーニングで操作一つ一つは確実に向上しているのを感じました。

次回は、実車とシミュレーターのギャップを理解して、より充実した実車トレーニングを行えると思います」

~KYOJO CUPへの道~練習記1

富士スピードウェイVITA初走行

まずはコースのライン取りとHパターンマニュアルのシフト操作に慣れることを主体に走行開始。

1本目:2.13.171

2本目:2.12.102

3本目:2.10.304

4本目:2.08.352

各コーナーの適正なライン取りとシフトポジションを理解して、走行ごとにタイムアップ。

スピード感覚はそう簡単には慣れず、高速コーナーと、5速全開からのブレーキングとシフトダウンが課題に。

次回は専用シートを作成し、課題の改善に取り組む。

【永井選手コメント】

「オーディション以来のVITAで、シフト操作や、マスターバックレスのブレーキに不安がありましたが、いざ走行したら不安は一気にどこかへ行き、どうしたら上手く走らせれるのかばかりを考えました。

100RのGの強さは箱車と違い、恐怖心を煽られますが、地面を走っているかのような感覚やレスポンスの良いサウンド、よく曲がる車体は心地よく、モトクロス時代に感じてた風のなかを走るような楽しさを感じました。

走行後はもっと上手く走りたい、速くなりたい。という気持ちがより一層高まりました。

レース経験はありませんし、まだタイムも出ていませんが、一戦一戦、着実にレベルアップを重ねて、トップ集団に絡めるようになりたいです!

応援よろしくお願いします!」

2021 KYOJO CUP参戦のお知らせ

LHG Racing with YLTは、今年もKYOJO CUPに参戦します!

昨シーズンは勝って当たり前とプレッシャーのかかった三浦愛選手が見事にチャンピオンと文部科学大臣賞を授与いただきましたが、今シーズンは心機一転サーキットレース未経験の永井歩夢選手を採用しチャレンジいたします。

今年21歳の永井選手は、3歳から19歳までモトクロスレーサーでした。

2020年に四輪に転向し全日本ラリーにスポット参戦。

今年初めにKYOJO CUPオーディションに参加し、未経験故の技術不足ではありましたが、将来性を見込んでの採用となりました。

6月6日までの開幕戦まで時間がありませんが、成長記と共にお楽しみください。

LHG Racing with YLT 2021 KYOJO CUP参戦体制

  • マシン:Ms. Legarsi with YLT VITA
  • カーナンバー:38
  • チームマネージメント:DRP
  • タイヤ:ダンロップ
  • オイル:MOTUL

LHGマイクロバブル発生装置の特許を取得しました

LHGマイクロバブル発生装置は、LHG水素酸素混合ガス発生装置に接続しマイクロバブル化し、浴槽やシャワーに供給することができます。

特許情報プラットフォーム:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200

また当製品は、公益財団東京都中小企業振興公社ニューマーケット開拓支援事業の対象商品です。