KYOJO CUP Rd.2レースレポート

レース参戦2戦目で初入賞を飾るも

前日のFCR-VITA では、経験不足からのミスが重なり思うような結果を得られることができなかったが、ドライビングそのものに関しては確実に進歩し、タイムも29秒前半までは見えてきた。

予選タイム:2.29.630 7位

予選アタックは前日の反省点を活かして、自己ベスト更新を狙う。

計測1周目から自己ベストを更新しながら、他車との間隔をあけて4周目にアタック。

セクター1.2で自己ベストを更新し、29秒前半のタイムが期待されたが、セクター3.4で自己ベスト更新ならず。

それでも目標の29秒台に突入。

7番手タイムとなったが、なんとピットロードの速度違反で2グリッド降格のペナルティ…

決勝レース結果: 6位 (ベストラップ 2.30.305)

決勝レースは9番グリッドからのスタート。

オープニングラップはポジションキープだが、ペースは良く1台コースアウトで8位に。

2周目のシケインで前車をパスし7番手にポジションアップ。

前6台は明らかにペースが速く、コンマ5秒づつ引き離されていくが、後続に対しては1秒弱速く単独走行の展開となる。

トップ6台は激しいバトルとなり、アクシデントで1ポジションづつ上がって行く。

最終ラップには5位までポジションを上げる.。

後続とは6秒以上の差がありプレッシャーのかかる状況ではなかったが、なんとスプーンカーブ立ち上がりで痛恨のスピン。

すぐに再スタートし、7位でチェッカー。

他車のペナルティで6位に繰り上がったが、なんとももったいない結果となってしまった。

次戦は再び富士に戻るので、開幕戦に比べてどのくらいレベルアップしたか楽しにしてください。

【永井選手コメント】

「最後の最後でミスをしてしまうメンタルの弱さ、守りの姿勢には入っていた自身にすごく反省をしています。申し訳ありませんでした。

改善策としては、今自分がどの周回数で何をするべきかを把握していることが大切だと思いました。

今後は何周目かを認知して、練習から取り組んでいきたいです。

今回は完全に単独ミスということ、落とさなくていい順位の落とし方をしてしまったことを深く反省しています。

ですがマシンを無傷で一回もダートにコースアウトせずレースウェークをすごせ、なおかつ4日間でのタイムの成長はよかった点でした。

トップ勢と一枚壁を感じましたが、1戦目より確実に近づいています。

手ごたえも感じているので次戦は入賞圏内を走行することができる技術をつけていきたいです。

応援、ご支援ありがとうございました」

FCR-VITA Rd.2レースレポート

7月24日(土)鈴鹿サーキット初レースを迎える

今回は鈴鹿のVITAレースと富士のFCR-VITAの混走のためエントリー台数はなんと44台!

富士からの遠征チームは走行経験が少ないため、予選前に練習セッションが組まれました。

FCR-VITA占有走行:2.30.814

KYOJO CUP占有走行:2.31.163

前日からの練習タイヤで走行し自己ベストとなる30秒台に入る。

44台のクリアラップのとれない状況でのタイムなので、ロガーデータから推測するとnewタイヤで29秒前半までは出せそうな感じにレベルアップ。

午後からの予選に期待がかかる。

FCR-VITA 予選タイム:2.30.608 29位

抜きずらい鈴鹿でこれだけの台数での予選となり、経験不足が出てしまった。

自分よりペースの遅いマシンが前にいても、淡々とラップを重ねてしまい、アタックラップというものを作れずに予選終了。

それでも自己ベストを更新することができた。

決勝レース結果:37位(ベストラップ 2.31.915)

決勝レースはフルグリッドでのスタンディングスタートは危険との判断でローリングスタートとなった。

ローリングスタートも初めての経験となる永井選手は、ここでも経験不足を露呈してしまう。

スタートで前車についていけず大きく後れを取り、後方はしびれを切らし1コーナで一気に抜かれてしまう。

その後、落ち着きを取り戻す間もなくセーフティーカーラン。

再開は、遅れずについていこうと焦りスピン。

SC中のスピンで40秒のペナルティを受けることとなった。

【永井選手コメント】

「予選は、2周目にタイムアタックを実施。

その後も周回を重ねるが周りがいたため、メリハリが欠ける走行となり、タイム更新ならず終了。

予選の組み立て方を考えさせられました。

決勝はローリングスタートで、スタート直前の急停止だったり、隊列を組めなかったりと、かなり出遅れてしまいました。

1コーナーで詰まっていたため、巻き返すが後方より2台に抜かれてしまいました。

2周目くらいにSCが発生。路外停車車両が多く、撤去が実施されました。

SC中、かなりストップしたり、全開だったりと翻弄されついていけず。

解除タイミングでもかなり反応に遅れて焦ってしまい、シケインでスピン。

最後尾からコース復帰しそのままゴール。

終始、他車のペースに翻弄され流れに乗ることができづじまいで悔いの残るレースでした」

KYOJO CUP第2戦鈴鹿練習レポート

KYOJO CUP第2戦は、富士スピードウェイがオリンピックで使用されているため、鈴鹿での開催となります。

今年レースデビューを果たした永井選手にとっては、当然、初走行のサーキットとなります。

開幕戦からインターバルが短かったことから、シミュレーターでサーキットのライン取りを覚えることを重点にトレーニングを積みました。

スピード感覚もまだまだ養わなければならないので、カートトレーニングも並行して行います。

そして、鈴鹿サーキットでの実践練習はレースウィークの木曜日から開始しました。

7月22日(木)鈴鹿サーキットVITAで初走行

前回のレースでエンジンを壊してしまい、積み替えているので1本目はナラシ走行となります。

2本目から全開走行となりエンジンにあたりをつけていきます。

1本目:2.42.048

2本目:2.35.561

3本目:2.34.740

4本目:2.34.092

今回は走行台数が上限いっぱいでインタープロト等速いマシンも混走のため、無理をせずにコースに慣れることを重点に置き、データーロガーで改善ポイントを自覚していく。

事前のシミュレーターとレーニングの効果もあり、無理なくにタイムアップできた。

7月23日(金) 7鈴鹿サーキット走行2日目

FCR-VITA前日はクラス別の占有走行となるので、前日の走行データから具体的なポイントを改善に取り組む。

1本目:2.33.153

2本目:2.34.092

3本目:2.33.619

4本目:2.31.178

4本目に前回のレースでほとんど使用していない新品に近いタイヤで予選シミュレーションを行う。

まとまれば、30秒台前半までは見えてきた。

【永井選手コメント】

「シミュレーターでの予習の成果もあり、富士スピードウェイでの初走行よりも早くなれることができました。

周りの台数がかなり多く、まったくクリアが取れる状況ではなかったため、レース想定で周りをよく確認し、冷静に対応していくことに重きをおいて走行しました。

富士と同セットで走行していたが上りながらのコーナーが多いため、車体がアンダー傾向に感じたのでセットを変えてもらいました。

S字から逆バンクまでのリアのコントロール性がよくなり、積極的なコーナーリングが可能となりました。

タイヤを新品同然のものに変更したら2秒アップし、newタイヤの優位性をようやく感じられるようになりました。

30秒台は見えていて改善ポイントもまだ多いので、29秒台を出せるようにがんばりたいです」