2023 KYOJO CUP Rd.1レースレポート

佐々木藍咲選手初参戦!

前日から続く雨予報だったが、朝方には雨がやんでおり予選開始時はセミウェットでの走行となる。

KYOJO CUP予選

これまた初の路面コンディションでの走行となり、周回を重ねるごとにレコードラインは乾いていく。

難しい路面変化に翻弄されながらも、最終ラップで2.06.999をマークし14番グリッドを獲得となった。

KYOJO CUP決勝

決勝レーススタート直前には雨脚が強くなり、再びウェットコンディションでのスタートとなる。

スタートでホイールスピンが多く1コーナーまでに3つポジションを落とすが、その先でのアクシデントを回避し12番手を走行。

その後は、先行車のペースについていけず、徐々にポジションを落とし15位でチェッカーを受けた。

しかし、初めての経験を重ねながら、大きなミスなく無傷で終えることができた。

佐々木選手コメント

「予選ではFCRの時とは違い、ほぼドライ路面になりペースを上げていけました。ですが、位置どりが悪く前の集団に詰まってしまいました。120%の力を出せず悔しいです。迷いの心と判断力が、結果となって現れました。KYOJOの予選は次への課題と、4輪レースの予選を感じとる事が出来ました。決勝はまた雨が降り始めヘビーウェットになりました。決勝の目標はまずはしっかり走りきる事としていました。スタートで失敗してしまい順位を落とした状態から1コーナーに入りました。その後前でのアクシデントもありながらしっかり判断して走りました。結果は一度もスピンもなく事故もなく走りきれました。1つ順位を落としてしまったのは、FCRの反省を活かすも攻めきれてなかったのが要因です。攻めるレースでは無く気持ちが守りに入ってしまい、守りのレースになってしまったと思っています。ですがこのKYOJOレースではFCRでの反省を活かせた事、次のレースでの課題を作れた事で1つ成長出来たと思います。 次戦はシングルに入ります。デビュー戦は決して良いコンディションではなかったですが、沢山勉強になった事、吸収出来た事がとてもありました。デビュー戦を迎えられた事に、関係者の方々、スタッフの方々そして応援して下さった皆様に感謝致します。引き続き、厳しいご指導と暖かい応援宜しくお願い致します」

佐々木藍咲選手初レースに挑む

富士スピードウェイをトータル2000LAP走破!?

2月に行われたKYOJO CUPオーデションから選考された佐々木選手は、富士スピードウェイ実車走行未経験から、シミュレーターで1700LAP以上、実車では6日間延べ360LAPの経験を積み初レースへ挑む。

実車初走行では筋力不足も自覚されたので、カートトレーニングと筋トレも行いデビューレースに備えた。

レースウィークはまさかの雨予報

実車ではドライ路面での走行経験がない中、迎えた金曜日のスポーツ走行では、自己ベストの2秒6をマーク。

しかし翌日からは雨予報の為、ぶっつけ本番でのWET路面初走行となる。

FCR-VITA予選

予報通りの雨脚が強く路面はフルウェット状態。

初めてのウェット走行が初レースの予選となってしまったがトラブルなく走り切り、ベストタイム2.26.438で25番グリットを獲得した。

FCR-VITA決勝

午前中の予選に続き午後からは相変わらず雨が降り続き、決勝レースがスタート。

初めてライバルとの競い合いしながら、滑りやすい路面にも注意しながらのレースとなる。

3回のスピンを喫しながらも他車との接触は回避でき、27位で無事に走り切ることができた。

佐々木選手コメント

「今回4輪のレースが初めてで、また初めての雨レースで沢山勉強が出来たデビュー戦になりました。予選では最初、ウェットな路面でVITAがどのように動くのかを感じながら走りました。予習してきたオンボード映像の走行ラインを通るように意識しました。ですが、上手くそのラインにのれず思い通りにはいきませんでした。VITAのウェット走行の難しさをとても感じました。この予選ではVITAがウェット路面でどんな動きなのか、を一番知る事が出来ました。決勝も雨となりウエット路面でした。序盤は前のアクシデントもあり中盤に位置どれました。ですが、その後単独スピンをしてしまいほぼ最後尾まで落ちてしまいました。その後追い上げるも単独スピンを2回してしまい最後尾になりました。レース序盤にスピンしたのが今回の結果に繋がってしまいました。そこが1番悔しい所です。スピンした後、気持ちで負けてた部分があったので強い心をもっと出して次は走りきります。次戦は10番手台に入ります」

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