KYOJO CUP第2戦は、富士スピードウェイがオリンピックで使用されているため、鈴鹿での開催となります。
今年レースデビューを果たした永井選手にとっては、当然、初走行のサーキットとなります。
開幕戦からインターバルが短かったことから、シミュレーターでサーキットのライン取りを覚えることを重点にトレーニングを積みました。
スピード感覚もまだまだ養わなければならないので、カートトレーニングも並行して行います。
そして、鈴鹿サーキットでの実践練習はレースウィークの木曜日から開始しました。
7月22日(木)鈴鹿サーキットVITAで初走行
前回のレースでエンジンを壊してしまい、積み替えているので1本目はナラシ走行となります。
2本目から全開走行となりエンジンにあたりをつけていきます。
1本目:2.42.048
2本目:2.35.561
3本目:2.34.740
4本目:2.34.092
今回は走行台数が上限いっぱいでインタープロト等速いマシンも混走のため、無理をせずにコースに慣れることを重点に置き、データーロガーで改善ポイントを自覚していく。
事前のシミュレーターとレーニングの効果もあり、無理なくにタイムアップできた。
7月23日(金) 7鈴鹿サーキット走行2日目
FCR-VITA前日はクラス別の占有走行となるので、前日の走行データから具体的なポイントを改善に取り組む。
1本目:2.33.153
2本目:2.34.092
3本目:2.33.619
4本目:2.31.178
4本目に前回のレースでほとんど使用していない新品に近いタイヤで予選シミュレーションを行う。
まとまれば、30秒台前半までは見えてきた。
【永井選手コメント】
「シミュレーターでの予習の成果もあり、富士スピードウェイでの初走行よりも早くなれることができました。
周りの台数がかなり多く、まったくクリアが取れる状況ではなかったため、レース想定で周りをよく確認し、冷静に対応していくことに重きをおいて走行しました。
富士と同セットで走行していたが上りながらのコーナーが多いため、車体がアンダー傾向に感じたのでセットを変えてもらいました。
S字から逆バンクまでのリアのコントロール性がよくなり、積極的なコーナーリングが可能となりました。
タイヤを新品同然のものに変更したら2秒アップし、newタイヤの優位性をようやく感じられるようになりました。
30秒台は見えていて改善ポイントもまだ多いので、29秒台を出せるようにがんばりたいです」