佐々木藍咲選手初レースに挑む

富士スピードウェイをトータル2000LAP走破!?

2月に行われたKYOJO CUPオーデションから選考された佐々木選手は、富士スピードウェイ実車走行未経験から、シミュレーターで1700LAP以上、実車では6日間延べ360LAPの経験を積み初レースへ挑む。

実車初走行では筋力不足も自覚されたので、カートトレーニングと筋トレも行いデビューレースに備えた。

レースウィークはまさかの雨予報

実車ではドライ路面での走行経験がない中、迎えた金曜日のスポーツ走行では、自己ベストの2秒6をマーク。

しかし翌日からは雨予報の為、ぶっつけ本番でのWET路面初走行となる。

FCR-VITA予選

予報通りの雨脚が強く路面はフルウェット状態。

初めてのウェット走行が初レースの予選となってしまったがトラブルなく走り切り、ベストタイム2.26.438で25番グリットを獲得した。

FCR-VITA決勝

午前中の予選に続き午後からは相変わらず雨が降り続き、決勝レースがスタート。

初めてライバルとの競い合いしながら、滑りやすい路面にも注意しながらのレースとなる。

3回のスピンを喫しながらも他車との接触は回避でき、27位で無事に走り切ることができた。

佐々木選手コメント

「今回4輪のレースが初めてで、また初めての雨レースで沢山勉強が出来たデビュー戦になりました。予選では最初、ウェットな路面でVITAがどのように動くのかを感じながら走りました。予習してきたオンボード映像の走行ラインを通るように意識しました。ですが、上手くそのラインにのれず思い通りにはいきませんでした。VITAのウェット走行の難しさをとても感じました。この予選ではVITAがウェット路面でどんな動きなのか、を一番知る事が出来ました。決勝も雨となりウエット路面でした。序盤は前のアクシデントもあり中盤に位置どれました。ですが、その後単独スピンをしてしまいほぼ最後尾まで落ちてしまいました。その後追い上げるも単独スピンを2回してしまい最後尾になりました。レース序盤にスピンしたのが今回の結果に繋がってしまいました。そこが1番悔しい所です。スピンした後、気持ちで負けてた部分があったので強い心をもっと出して次は走りきります。次戦は10番手台に入ります」

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株式会社レガルシィ本社移転のお知らせ

東横線と相鉄線が乗り入れ新しく開通し利便性の上がった新横浜駅に移転しました。

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JR・新幹線・市営地下鉄・東急・相鉄新横浜駅北口駅前徒歩2分です。

2023 KYOJO CUP参戦のお知らせ

LHG Racing with YLTは4年連続でKYOJO CUPに参戦します。

昨シーズンは、猪爪選手が最終戦の優勝を含め全戦表彰台の活躍によりシリーズランキング2位を獲得できましたが、今シーズンは猪爪選手が他のカテゴリーに参戦の為、ドライバーを変更いたします。

2023 KYOJO CUPは心機一転、レース初挑戦となる佐々木藍咲(ササキラミ)選手を起用いたします。

佐々木選手はこの3月に高校を卒業しプロレーサーを目指します。

中高とバレーボール部で活動していましたが、幼少期から憧れていたレーシングドライバーを目指すために、中学2年からレーシングカートを始めました。

学業と部活動の合間での参戦の為、カートレース自体も8レースほどしか経験がありません。

しかし、非凡な才能とプロレーサーを目指して専念する意気込みに、期待をして応援していきたいと思います。

【佐々木藍咲プロフィール】

年齢 18歳
血液型 A型
2022年 AKIGASE-SSクラス参戦最高位2位
2021年 AKIGASE-SSクラス参戦最高位9位
2020年 KTchallengeクラス参戦最高位4位
2019年 KTchallengeクラス参戦最高位6位

佐々木選手コメント

「中学2年生からカートを始め、都立の中でバレーボールトップの高校をスポーツ推薦で合格し、副キャプテンとしてチームを盛り上げ、カートと両立して今までやってきました。精神的なメンタル面の強さは誰にもにも負けません。部活で学んだ”強さは感謝の心から”をモットーに、憧れのKYOJO CUPで技術と実績を上げていきたいと思っています」

スポンサー各社の協力を頂き、新しい可能性にチャレンジしていきます。

5月14日の開幕戦を楽しみにお待ちください。

LHG Racing with YLT 2023 KYOJO CUP参戦体制

マシン LHG Racing YLT VITA
カーナンバー 38
チームマネージメント DRP
タイヤ ダンロップ
オイル MOTUL

KYOJO CUP Rd.4レースレポート

チャンピオン獲得に勝利必須

公式予選 2位 2.00.360

コースインから積極的にタイヤに熱を入れて、予選中盤に2分00秒360を記録。

チームメイトと協力してスリップストリームを使い合いながらタイムを削りに行ったが、ベストタイムから 0.1 秒の間をいったり来たりで更新ならず。

そのままタイムオーバーとなってしまい、4番グリッドからの決勝スタートとなる。

決勝レース 5台によるトップ争いを大逆転で今季初勝利!

午後13時30分から12周で行われた決勝レース。

スタートはいつも通り決まり、1コーナーまでに1台を抜いて3位に浮上。

ところが後方で複数台による大きなクラッシュが発生しレースが一時赤旗中断に。

オープニングラップで赤旗になったことから、順位を4位に戻されセーフティカー(SC)ラ
ンからのローリングでレースが再開。

トップのペースが上がらなかったことから猪爪選手を含めた5台がパックとなりトップ争いが白熱。

SC 明けから5周回に及ぶバトルの末2位に上がり、その後 3 周チームメイトのトップ車両を猛追。

最終ラップに入る最終コーナーでトップがミスによるり、1位に浮上しファイナルラップに突入。

そのまま今シーズン初トップチェッカーを切ることができました。

猪爪選手コメント

「私に参戦機会を与えてくださったチームのスポンサー様、オーナー様、パーソナルスポ
ンサー様、現場サポートしてくださったチームのメカニック、エンジニアの皆さま、切磋
琢磨し合えたチームメイト、応援くださった皆さま、1年間本当にありがとうございまし
た。KYOJO CUP は参戦3年目の挑戦にして全戦表彰台と安定した結果を出すことができ
ました。チームの皆さんのおかげで最終戦に向かってベストタイム、周回ペースともにレ
ベルを引き上げ、車のセットアップも仕上げて行くことができました」

KYOJO CUP Rd.3レースレポート

チャンピオン獲得に向けて表彰台の頂点を目指す!

公式予選 2位 2.00.395

序盤からフルプッシュでタイムアタックするが伸び悩み、前日の FCR-VITA 予選の反省からアタックを一旦中止。

スリップストリームを探し再度アタックし始めたが、ペースをつかめないまま20分間が終わってしまい、6番手で終わる。

決勝レース トップ争いに遅れるも3位表彰台獲得

午後12時20分から12周で行われた決勝レース。

6番手で1コーナーをクリアし、並走しながらコカ・コーラコーナーへ。

イン側の車両のスペースを残しつつオーバーテイクし5番手に浮上。

オープニングラップの勢いそのまま、翌周の1コーナーでもう一台をオーバーテイクし4番手に上がる。

3番手走行中の車両のペースが上がらず、動きも怪しかったため接触しないよう配慮しつつ 3 周目の1コーナーパス。

その後、トップと2番手に追いつこうと周回を重ねるが、少しずつ離されてしまい単独走行のまま3位でチェッカーを受ける。

猪爪選手コメント

「第2戦の課題から変わらず、レース中のベストタイム、周回のペースがあと0.5 秒欲
しいです。今年はあともう1戦しかありません。より丁寧でシビアな操作をし、車と共に
自分のベストを出し切れる予選、決勝レースにしたいです」

KYOJO CUP Rd.2レースレポート

5ヶ月のイーターバルから再開!

公式予選 2位 2.00.791

コースインをしてから、引っかからないように前車との間隔を空けたつもりでしたが、直ぐに追いついてしまい、中盤まで他車に引っ掛かるような展開となった。

終盤、2分00秒791のベストタイムを記録した翌周には、2台分のスリップストリームを使うチャンスがあったが、タイムアップのキーとなる第3セクターでやや失速したことから、タイム更新とならず。

決勝レースはセカンドローからのスタートとなる。

決勝レース 熾烈な2番手争いを勝ち取り2位表彰台

午後12時28分から12周で行われた決勝レース。

スタートはうまく決まったが抜き切るには至らず、3番手のままオープニングラップを終える。

序盤は、87号車とのバトルにレースディスタンスの半分の時間を要し、トップの37号車を楽展開。

猪爪選手は2番手に出てからはレースペースをあげることができたが、トップとのタイム差を縮めることはできず。

その後方では熾烈な3番手争いのバトルが展開されていたことから、単独走行となり2位でチェッカーを受けた。

猪爪選手コメント

「次戦の予選では、他車との位置関係を計算しながら走ることが必要と感じました。レー
スウィークを通して、レース中のベストタイム、周回のペースが0.5 秒足りないので、
より丁寧な操作と、コンディションと自分のドライビングに合わせたセッティングを見つ
ける力が必要です。車のせいにするのではなく、「車と共に自分のベストを出すにはどう
したら良いか」という視点で次戦のレースウィークに臨みたいと思います」

Clubman Sport 120 Minutes Endurance Callengeレースレポート

FCR-VITA2時間耐久レースのリベンジへ鈴鹿サーキットに遠征

先月富士で行われたVITA2時間耐久レースにチャレンジしたLHG Racingは、初めての耐久レースで優勝を狙える位置につけていたが、ミスとトラブルにより悔しい結果となってしまった。

そこでリベンジをするべく、同レギュレーションの鈴鹿クラブマンレースMEC120に参戦。

猪爪・岡本のコンビ継続で、前回の経験と反省点を踏まえて優勝を目指す。

公式予選 総合22位クラス12位

前日の公式練習から公式予選日午前中の練習走行までは、ドライコンディションで常にトップ5に入るタイムをマーク。

しかし、午後からは雨が本降りとなり中断をはさみながら公式予選はウェットコンディションで行われた。

ウェットでの走行はぶっつけ本番となるため、順位を気にせず決勝レース重視のタイヤ温存で挑む。

30分間の予選でドライバーチェンジも行い、現状ではまずまずの結果となり、翌日の晴れ予報に期待を込める。

戦略通りミスなく走り切りリベンジ達成!!

決勝レース 総合4位CSクラス1位 Mixed Genderクラス優勝

決勝日当日は晴れ。

午前中に行われたフリー走行では、2番手タイムをマークしドライコンディションでの”速さ”は確認できた。

混走47台の鈴鹿サーキットでは、間違いなくセーフティーカーが出ることが予想されるので事前に戦略を決め”強さ”も準備万端。

猪爪選手がスタートドライバーで2時間耐久レースがローリングスタートすると、1コーナーで11位にポジションアップ。

10位にポジションを上げた4周目に早くもSCとなる。

ここは事前に決めた戦略からステイアウト。

この間に猪爪選手の前2台がピットインし8位で6周目に再開。

6位までポジションを上げた14周目にルーティンのピットインで岡本選手にドライバーチェンジ。

ペースよく走行していたが18周目に再度SC。

ここでステイアウトしていたトップグループの数台がピットイン。

これで岡本選手のポジションは5番手となるが、SC中にピットインしたチームが有利となる。

SC再開後、岡本選手はハイペースでトップグループに迫ったが、今度はトップグループの1台がスピンし、これに接触してしまう。

カウルにダメージは負ったもののペースは落ちることなく走行できたが3度目のSC。

ここでも燃費計算から、SC中のピットインを使うことができない。

SC再開後、岡本選手のペースは落ちることなく3位までポジションアップ。

27周目に4回目のSC。

ルーティンではないが、ここでドライバーチェンジを決断。

猪爪選手にドライバーチェンジし、接触箇所を確認すると左フロントタイヤが危険な状態だったため、メカニックが迅速に交換。

SC中に同ラップでコースに復帰することができた。

これにより見た目上クラス3位でレース再開。

その直後に前を走るマシンのコースアウトにより2位に浮上。

トップはピットイン義務が1回残っているので、実質1位躍り出た。

しかし、残り時間は40分弱あるので気はゆるせない。

猪爪選手は安定したペースでミスなく走り切り、クラストップチェッカー!

見事、富士の雪辱を晴らすことができた。

優勝を知らずに戻ってくる猪爪選手
CSクラス優勝
Mixed Genderクラス優勝

KYOJO CUP Rd.1レースレポート

過去最高21人に!女性ドライバーによるレースが開幕!

6年目を迎えたKYOJO CUPは、近年ハイレベルな戦いが繰り広げられ、今回の開幕戦では21台のマシンがエントリーしている。

悲願のシリーズチャンピオンに向けて、猪爪選手にとって大事な1戦を迎える。

公式予選 2位 2.00.880

前日の耐久レース後半からドライコンディションになった富士スピードウェイは、曇り空ではあるものの、ドライコンディションでの予選となった。

猪爪選手は、開始直後から早めにウォームアップを済ませ、トップタームをマークしていく。

20分間の中盤では、ライバルが上回り4番手まで落ちるが、最後に走りをまとめてトップから0.08秒差の2番手タイムを記録。

これにより決勝レースはフロントローからのスタートとなる。

決勝レース 熾烈な2番手争いに敗れるも表彰台3位獲得

今年最初のレーススタートはいっそう緊張感が高まる。

猪爪選手はスタートシグナルに素早く反応し、トップ翁長選手に並びかけるが、翁長選手も意地を見せ1コーナーのブレーキングでトップを死守。

猪爪選手は2番手をキープし翁長選手をマークしオープニングラップを終える。

3番手争いにより、猪爪選手はよゆうをもって翁長選手を追えるかと思われたが、翁長選手のペースが速く徐々に引き話される展開に。

さらに後方からは、予選6位からジャンプアップしてきた下野選手に迫られる。

6周目からはテールトゥーノーズ、サイドバイサイドの見ごたえあるバトルを繰り広げ、独走となった翁長選手には申し訳ないくらいに、カメラと視線の注目を集める展開となった。

最終ラップには、1コーナーで2位を取り戻した猪爪選手に、ダンロップコーナーでは下野選手が抜き返し、さらにサイドバイサイドで最終コーナーまでもつれるも、接触なくクリーンなバトルは0.1秒差で3位フィニッシュとなった。

猪爪選手コメント

「レースウィークを通して、ドライ、ウェットと変化するコンディション下で有意義なテストができました。力不足な部分を沢山発見できたので、日頃のトレーニングでレベルアップに努めたいと思います。去年よりも成長できた実感もあり、悔しさは残るものの最低限表彰台に登れたことはうれしく思います。

次戦は、10月23日に静岡県・富士スピードウェイにて行われます。第3戦は11月、最終戦の第4戦は12月と連戦になるため、今の自分に足りない課題の克服に取り組み、仕上げたいと思います」

FCR-VITA2時間耐久レースレポート

男女ペアのMixed Genderクラスに参戦

FCR-VITA開幕戦は2時間耐久レースとなり、猪爪杏奈選手一人でもエントリーできるが、新しくMixed Genderクラスができたため、S-FJチャンピオンの岡本大地選手を招集する。

このクラスの最大の難所は男女の体格差で、ドライバーチェンジの際にシートを入れ替えたりシートベルトを調整する作業が発生し、ピット最低制限時間3分を超えてしまう可能性がある。

しかし、猪爪岡本ペアは身長がほぼ一緒でその作業が発生しない。

さらに岡本選手は、去年のVITAコーチングでも飛び抜けた速さを見せていたため、クラス優勝のみならず総合でも期待がかかる。

公式予選 総合11位クラス2位 2.22.531

予選は翌日のKYOJO CUPの練習も兼ねて猪爪選手がアタック。

ウェットコンディションは前日からセットアップを煮詰めており、常にトップ10に入っていた。

クラストップは男性ドライバーがアタックをしており、女性の中ではトップタイムを記録。

決勝レースに向けて十分に戦えるポジションを確保できた。

決勝レース ペナルティと給油トラブルにより31位

スタートはMixed Genderクラスの特別規則により猪爪選手が担当。

雨はやんだがウェットコンディションの中、43台がローリングスタート。

序盤から先頭集団8台のペースが速く、猪爪選手は少し間をおいた10位で周回を重ねていく。

7周を終了したところで、SCランとなる。

これによりトップとの差が詰まりSCランが続く中、燃費がが持つことを確認し、10周目にピットインし燃料補給とドライバーチェンジを行う。

ここでタイヤの内圧もドライ寄りに変更し、岡本選手がピットアウト。

ピットアウトから路面コンディションよくなり、ピットイン組の中ではトップに立ち全体ベストタイムを更新しながら周回。

総合トップも狙える好調なペースだったが、なんとペナルティピットストップ60秒の表示が出る。

これはピットストップ中にタイヤの内圧を調整している際に、エンジンを始動させてしまったペナルティだ。

岡本選手はペナルティを消化し大きく順位を下げるが、ファステストラップを記録し再度、猪爪選手にドライバーチェンジ。

この際に今度は、給油装置のトラブルによりガソリンが入らず、大きくタイムを損失してしまった。

勝負権は完全になくなってしまったが、翌日のKYOJO CUPがドライコンディションになることを見据えて、猪爪選手が巻き返す。

ペナルティと給油トラブルで6分を失い、トップから3周ビハインドでフィニッシュとなった。

戦略面ではスタート序盤のSC中にピットインし、いち早くドライセットに変更し、総合トップも見えていただけに悔やまれる結果となった。

来月の鈴鹿2時間耐久レースでリベンジします!