KYOJO CUP Rd.3レースレポート

チャンピオン獲得に向けて表彰台の頂点を目指す!

公式予選 2位 2.00.395

序盤からフルプッシュでタイムアタックするが伸び悩み、前日の FCR-VITA 予選の反省からアタックを一旦中止。

スリップストリームを探し再度アタックし始めたが、ペースをつかめないまま20分間が終わってしまい、6番手で終わる。

決勝レース トップ争いに遅れるも3位表彰台獲得

午後12時20分から12周で行われた決勝レース。

6番手で1コーナーをクリアし、並走しながらコカ・コーラコーナーへ。

イン側の車両のスペースを残しつつオーバーテイクし5番手に浮上。

オープニングラップの勢いそのまま、翌周の1コーナーでもう一台をオーバーテイクし4番手に上がる。

3番手走行中の車両のペースが上がらず、動きも怪しかったため接触しないよう配慮しつつ 3 周目の1コーナーパス。

その後、トップと2番手に追いつこうと周回を重ねるが、少しずつ離されてしまい単独走行のまま3位でチェッカーを受ける。

猪爪選手コメント

「第2戦の課題から変わらず、レース中のベストタイム、周回のペースがあと0.5 秒欲
しいです。今年はあともう1戦しかありません。より丁寧でシビアな操作をし、車と共に
自分のベストを出し切れる予選、決勝レースにしたいです」

KYOJO CUP Rd.2レースレポート

5ヶ月のイーターバルから再開!

公式予選 2位 2.00.791

コースインをしてから、引っかからないように前車との間隔を空けたつもりでしたが、直ぐに追いついてしまい、中盤まで他車に引っ掛かるような展開となった。

終盤、2分00秒791のベストタイムを記録した翌周には、2台分のスリップストリームを使うチャンスがあったが、タイムアップのキーとなる第3セクターでやや失速したことから、タイム更新とならず。

決勝レースはセカンドローからのスタートとなる。

決勝レース 熾烈な2番手争いを勝ち取り2位表彰台

午後12時28分から12周で行われた決勝レース。

スタートはうまく決まったが抜き切るには至らず、3番手のままオープニングラップを終える。

序盤は、87号車とのバトルにレースディスタンスの半分の時間を要し、トップの37号車を楽展開。

猪爪選手は2番手に出てからはレースペースをあげることができたが、トップとのタイム差を縮めることはできず。

その後方では熾烈な3番手争いのバトルが展開されていたことから、単独走行となり2位でチェッカーを受けた。

猪爪選手コメント

「次戦の予選では、他車との位置関係を計算しながら走ることが必要と感じました。レー
スウィークを通して、レース中のベストタイム、周回のペースが0.5 秒足りないので、
より丁寧な操作と、コンディションと自分のドライビングに合わせたセッティングを見つ
ける力が必要です。車のせいにするのではなく、「車と共に自分のベストを出すにはどう
したら良いか」という視点で次戦のレースウィークに臨みたいと思います」

Clubman Sport 120 Minutes Endurance Callengeレースレポート

FCR-VITA2時間耐久レースのリベンジへ鈴鹿サーキットに遠征

先月富士で行われたVITA2時間耐久レースにチャレンジしたLHG Racingは、初めての耐久レースで優勝を狙える位置につけていたが、ミスとトラブルにより悔しい結果となってしまった。

そこでリベンジをするべく、同レギュレーションの鈴鹿クラブマンレースMEC120に参戦。

猪爪・岡本のコンビ継続で、前回の経験と反省点を踏まえて優勝を目指す。

公式予選 総合22位クラス12位

前日の公式練習から公式予選日午前中の練習走行までは、ドライコンディションで常にトップ5に入るタイムをマーク。

しかし、午後からは雨が本降りとなり中断をはさみながら公式予選はウェットコンディションで行われた。

ウェットでの走行はぶっつけ本番となるため、順位を気にせず決勝レース重視のタイヤ温存で挑む。

30分間の予選でドライバーチェンジも行い、現状ではまずまずの結果となり、翌日の晴れ予報に期待を込める。

戦略通りミスなく走り切りリベンジ達成!!

決勝レース 総合4位CSクラス1位 Mixed Genderクラス優勝

決勝日当日は晴れ。

午前中に行われたフリー走行では、2番手タイムをマークしドライコンディションでの”速さ”は確認できた。

混走47台の鈴鹿サーキットでは、間違いなくセーフティーカーが出ることが予想されるので事前に戦略を決め”強さ”も準備万端。

猪爪選手がスタートドライバーで2時間耐久レースがローリングスタートすると、1コーナーで11位にポジションアップ。

10位にポジションを上げた4周目に早くもSCとなる。

ここは事前に決めた戦略からステイアウト。

この間に猪爪選手の前2台がピットインし8位で6周目に再開。

6位までポジションを上げた14周目にルーティンのピットインで岡本選手にドライバーチェンジ。

ペースよく走行していたが18周目に再度SC。

ここでステイアウトしていたトップグループの数台がピットイン。

これで岡本選手のポジションは5番手となるが、SC中にピットインしたチームが有利となる。

SC再開後、岡本選手はハイペースでトップグループに迫ったが、今度はトップグループの1台がスピンし、これに接触してしまう。

カウルにダメージは負ったもののペースは落ちることなく走行できたが3度目のSC。

ここでも燃費計算から、SC中のピットインを使うことができない。

SC再開後、岡本選手のペースは落ちることなく3位までポジションアップ。

27周目に4回目のSC。

ルーティンではないが、ここでドライバーチェンジを決断。

猪爪選手にドライバーチェンジし、接触箇所を確認すると左フロントタイヤが危険な状態だったため、メカニックが迅速に交換。

SC中に同ラップでコースに復帰することができた。

これにより見た目上クラス3位でレース再開。

その直後に前を走るマシンのコースアウトにより2位に浮上。

トップはピットイン義務が1回残っているので、実質1位躍り出た。

しかし、残り時間は40分弱あるので気はゆるせない。

猪爪選手は安定したペースでミスなく走り切り、クラストップチェッカー!

見事、富士の雪辱を晴らすことができた。

優勝を知らずに戻ってくる猪爪選手
CSクラス優勝
Mixed Genderクラス優勝

KYOJO CUP Rd.1レースレポート

過去最高21人に!女性ドライバーによるレースが開幕!

6年目を迎えたKYOJO CUPは、近年ハイレベルな戦いが繰り広げられ、今回の開幕戦では21台のマシンがエントリーしている。

悲願のシリーズチャンピオンに向けて、猪爪選手にとって大事な1戦を迎える。

公式予選 2位 2.00.880

前日の耐久レース後半からドライコンディションになった富士スピードウェイは、曇り空ではあるものの、ドライコンディションでの予選となった。

猪爪選手は、開始直後から早めにウォームアップを済ませ、トップタームをマークしていく。

20分間の中盤では、ライバルが上回り4番手まで落ちるが、最後に走りをまとめてトップから0.08秒差の2番手タイムを記録。

これにより決勝レースはフロントローからのスタートとなる。

決勝レース 熾烈な2番手争いに敗れるも表彰台3位獲得

今年最初のレーススタートはいっそう緊張感が高まる。

猪爪選手はスタートシグナルに素早く反応し、トップ翁長選手に並びかけるが、翁長選手も意地を見せ1コーナーのブレーキングでトップを死守。

猪爪選手は2番手をキープし翁長選手をマークしオープニングラップを終える。

3番手争いにより、猪爪選手はよゆうをもって翁長選手を追えるかと思われたが、翁長選手のペースが速く徐々に引き話される展開に。

さらに後方からは、予選6位からジャンプアップしてきた下野選手に迫られる。

6周目からはテールトゥーノーズ、サイドバイサイドの見ごたえあるバトルを繰り広げ、独走となった翁長選手には申し訳ないくらいに、カメラと視線の注目を集める展開となった。

最終ラップには、1コーナーで2位を取り戻した猪爪選手に、ダンロップコーナーでは下野選手が抜き返し、さらにサイドバイサイドで最終コーナーまでもつれるも、接触なくクリーンなバトルは0.1秒差で3位フィニッシュとなった。

猪爪選手コメント

「レースウィークを通して、ドライ、ウェットと変化するコンディション下で有意義なテストができました。力不足な部分を沢山発見できたので、日頃のトレーニングでレベルアップに努めたいと思います。去年よりも成長できた実感もあり、悔しさは残るものの最低限表彰台に登れたことはうれしく思います。

次戦は、10月23日に静岡県・富士スピードウェイにて行われます。第3戦は11月、最終戦の第4戦は12月と連戦になるため、今の自分に足りない課題の克服に取り組み、仕上げたいと思います」

FCR-VITA2時間耐久レースレポート

男女ペアのMixed Genderクラスに参戦

FCR-VITA開幕戦は2時間耐久レースとなり、猪爪杏奈選手一人でもエントリーできるが、新しくMixed Genderクラスができたため、S-FJチャンピオンの岡本大地選手を招集する。

このクラスの最大の難所は男女の体格差で、ドライバーチェンジの際にシートを入れ替えたりシートベルトを調整する作業が発生し、ピット最低制限時間3分を超えてしまう可能性がある。

しかし、猪爪岡本ペアは身長がほぼ一緒でその作業が発生しない。

さらに岡本選手は、去年のVITAコーチングでも飛び抜けた速さを見せていたため、クラス優勝のみならず総合でも期待がかかる。

公式予選 総合11位クラス2位 2.22.531

予選は翌日のKYOJO CUPの練習も兼ねて猪爪選手がアタック。

ウェットコンディションは前日からセットアップを煮詰めており、常にトップ10に入っていた。

クラストップは男性ドライバーがアタックをしており、女性の中ではトップタイムを記録。

決勝レースに向けて十分に戦えるポジションを確保できた。

決勝レース ペナルティと給油トラブルにより31位

スタートはMixed Genderクラスの特別規則により猪爪選手が担当。

雨はやんだがウェットコンディションの中、43台がローリングスタート。

序盤から先頭集団8台のペースが速く、猪爪選手は少し間をおいた10位で周回を重ねていく。

7周を終了したところで、SCランとなる。

これによりトップとの差が詰まりSCランが続く中、燃費がが持つことを確認し、10周目にピットインし燃料補給とドライバーチェンジを行う。

ここでタイヤの内圧もドライ寄りに変更し、岡本選手がピットアウト。

ピットアウトから路面コンディションよくなり、ピットイン組の中ではトップに立ち全体ベストタイムを更新しながら周回。

総合トップも狙える好調なペースだったが、なんとペナルティピットストップ60秒の表示が出る。

これはピットストップ中にタイヤの内圧を調整している際に、エンジンを始動させてしまったペナルティだ。

岡本選手はペナルティを消化し大きく順位を下げるが、ファステストラップを記録し再度、猪爪選手にドライバーチェンジ。

この際に今度は、給油装置のトラブルによりガソリンが入らず、大きくタイムを損失してしまった。

勝負権は完全になくなってしまったが、翌日のKYOJO CUPがドライコンディションになることを見据えて、猪爪選手が巻き返す。

ペナルティと給油トラブルで6分を失い、トップから3周ビハインドでフィニッシュとなった。

戦略面ではスタート序盤のSC中にピットインし、いち早くドライセットに変更し、総合トップも見えていただけに悔やまれる結果となった。

来月の鈴鹿2時間耐久レースでリベンジします!

FCR-VITA第1戦 2時間耐久レースへ参戦

KYOJO CUP開幕戦の前日5月14日に開催されるFCR-VITA2時間耐久レースに岡本大地選手を招集し参戦します。

Mixed Genderクラスは男女混合ペアによるクラスで、女性ドライバーがスタートドライバーと義務付けられています。

またピットインの給油時にはドライバー交代も義務付けられており、2時間を3スティントとするとフィニッシュドライバーも女性となります。

岡本選手は去年、コーチングとして38号車に乗って好タイムをマークしており、猪爪選手にとって心強いパートナーとなります。

総合優勝も視野に入れて万全な準備をしていますので、応援よろしくお願いします。

2022 KYOJO CUP参戦のお知らせ

LHG Racing with YLTは3年目の、KYOJO CUPに参戦します。

そして、昨シーズン初参戦で急成長を見せた永井選手に代わり、猪爪杏奈選手を起用します。

photo Kako Suzuki

【猪爪杏奈プロフィール】

年齢 27歳
血液型 A型
2021年 KYOJO CUPシリーズ6位・スーパー耐久シリーズST-5クラス
2020年 KYOJO CUPシリーズ3位・スーパー耐久シリーズST-5クラス
2019年 JAF-F4シリーズ5位・MAZDA FAN ENDURANCE RACE シリーズチャンピオン

猪爪選手にとっても3年目のKYOJO CUPで、すでにポールポジションも勝利も経験しており残すはシリーズタイトルのみです。

マシンのカラーリングも小変更し、より水素をイメージした配色となっております。

5月15日の開幕戦を楽しみにお待ちください。

LHG Racing with YLT 2022 KYOJO CUP参戦体制

マシン LHG Racing YLT VITA
カーナンバー 38
チームマネージメント DRP
タイヤ ダンロップ
オイル MOTUL

KYOJO CUP 最終戦レースレポート

笑っても泣いても今シーズン最後のレース

レース未経験から、スポーツカートやシミュレーターでトレーニングを積み、実車テストを繰り返してきた成果を悔いのない結果として記録してもらいたいです。

永井選手にとっての集大成は!?

予選タイム:2.01.454 7位

自己ベストとはならなかったが、1秒台を刻めるようになり、決勝レースに期待がかかる。

NEWタイヤでのアタックの経験を積み改善できれば、0秒台は間違いなく出せるはずです。

決勝レース結果: 6位 (ベストラップ 2.02.030)

予選で翁長選手が2グリッド降格となった為、永井選手は6番手スタート。

スタートから1コーナーまでに翁長選手にパスされるが、6番手で2コーナーを立ち上がる。

前を走る荻原選手に食らい付いていくが、思ったよりもペースが上がらず少しずつ離されていき、今シーズン2度目ベストリザルトタイの6位フィニッシュ。

FCR-VITA含め初レースから8戦目は、大きなミスもなく安定した走りで、今シーズン締めくくる納得の結果となった。

【永井選手コメント】

「スタートから先頭集団に食らい付いていきましたが、じわじわと離されゴールとなりました。

走行自体はまとまりある冷静な走行が出来たと思います。

レース中に少しでもタイムをあげて追いつきたい気持ちでしたが、現状での技術さや安定感のなさがはなされてしまう原因でした。

単独走行で安定したタイムで走行し続けれるようにすることが今後の課題となりました。

1年間、充実したレース活動さをさせていただきありがとうございました。

おかげさまで1年間、どの選手よりも1番いい環境で、1番成長できたと思います。

本当にありがとうございます」

FCR-VITA Rd.5レースレポート

今年レースデビューの永井歩夢選手によるKYOJO CUPへのチャレンジは、いよいよ最終戦を迎えます。

振り返ると富士スピードウェイ本コース初走行が2分13秒台からのスタート。

前回の練習では2分0秒台に入る勢いで、目覚ましい成長を魅せてくれました。

最後はタイムも結果も自己ベスト更新、納得のいく内容で締めくくれば最高です!

12月10日(金)レース前日スポーツ走行

1本目:2.01.702

2本目:2.01.631

自己ベスト更新とはなりませんでしたが、周りのタイムを見てもこのコンディションの中でベストのセッティングではなかったので、走りの面では順調そうです。

12月11日(土) FCR-VITA予選 ドライ

予選タイム:2.03.345 19位

8時から始まった予選は、気温が低くタイヤのウォームアップに時間がかかるコンディションの中で、永井選手がまだタイムアタックできていないところで赤旗中断。

1秒台には入れたかったところだが、残り時間が少なく時間切れで不本意な結果となってしまった。

決勝レース結果:18位(ベストラップ 2.01.866)

スタートから1コーナーで 他車との接触がありスピンし最後尾まで順位を落としてします。

それでも単独走行でのペースは良く、少しずつ順位を挽回。

競り合いの展開になると急激にタイムが落ち、中盤以降はなかなか順位を上げられずフィニッシュ。

まだまだレース経験の少なさが露呈してしまう結果となった。

【永井選手コメント】

「1コーナーで後続車とクリップ付近で軽い接触を起こしてまいスピンし、最下位から後方集団に追いつくも、最終ラップで仕掛けるときにブレーキロックをして単独スピン。(順位変動なし) 他車と走行しているときのぺースが悪く自分のペースに持っていけず、思わぬところで離されたり、追い抜きが素早くできずに周回ペースが落ちてしまう状態になり、追い上げれない結果でした。明日のKYOJOCUPでは予選から前に出て、自分のペースで走れるようにしたいと思います」

スポーツカート耐久レース&VITA練習記

10月24日(日)APGスポーツカート耐久レース

永井選手が、普段はライバルのKYOJO CUPドライバーとチームを組んでAPGスポーツカート耐久レースに参戦しました。

KYOJOチームは4人一組で2チーム参戦し、永井選手のチームは予選2番手決勝5位でした。

もう一方のKYOJOチームは、予選3番手から見事優勝しました!

10月25日(月)VITA練習走行

耐久レースの次の日は、最終戦に備えて斎藤選手と富士スピードウェイで練習走行を行いました。

1本目:2.02.956

2本目:2.01.086

3本目:2.02.130

4本目:2.30.452

5本目: 2.35.984

なんと2本目で理論値は0秒台に入る自己ベストを大幅に更新!

斎藤選手を追走することにより、1段上のスピード領域で走れるようになった。

4本目からは雨が降り出しウェットコンディションでの練習走行となった。

10月26日(火) VITA練習走行 2日目

朝方までの雨も上がり路面は乾くがコンディションはいまいち。

1本目:2.02.831

2本目:2.02.539

3本目: 2.01.718

単独走行となるとタイムが戻ってしまうが、3本目には1秒台に突入する。

【永井選手コメント】

「アクセルの開け方のムラや待ちが発生しているため、より滑らかにしていく必要性を感じました。

Aコーナーから、ヘアピンまでを改善すれば単独でも0秒台はみえてきたため、次回走行時までに最速のイメージをつくり走行していきたいです。

レーシングドライバーとしての成長を実感できてきました。

最終戦では上位入賞で、来年につながる走りをしたいと思います」